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ローバー隊の活動報告
宮城県東松島市へのボランティアキャンプと福島県第一原発30km圏
8月16日~18日までボーイスカウトキャンプを兼ねて宮城県東松島にボランティアに行ってきました。
復興は進んでいません。
仙石線は部分開通していましたが、全線開通は何年も先になるそうです。野蒜駅もそのまま。
野蒜駅から海側のかつての住宅街は草だらけとなっています。
一階を津波が突き抜けた住宅もまだたくさん残っていました。
※野蒜駅看板には、まだ津波の跡が残っています。
※野蒜駅は廃止となるためこのような状況となっているのかもしれません。
※野蒜駅横のコンビニ跡
※野蒜駅から川向うの海よりの住宅街は草だらけです。
東松島の津波をかぶった寺(長音寺)。始めて訪れたときには本堂屋根が山向こうの川に落ちていました。
現在の本堂は仮設。
倒れた石塔はだいぶ元の位置に戻っていますが、墓の管理者自体が行方不明のものが多数あります。
線香の香りが悲しみを呼び戻します。
※津波をかぶった寺(長音寺)の本堂は仮設となっていました。
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2日目は東松島市矢本運動公園にある仮設住宅の夏祭りに出店を出して奉仕活動しました。
出し物は100円くじ引き、チョコバナナ、タマセンです。
売上金はすべて仮設住宅に寄付してきました。
夜は大震災以降親交のある鹿妻地区の方々の豪勢な刺盛り、地酒を振る舞ってもらい感謝です。
※参加スカウト
※鹿妻地区センターで地元の方々と
本日は東松島の仮設住宅を回って住民の方々から現状の状況を聞いています。
災害住宅土地を割り当てられるまで3年。それから住宅自宅再建を諦め始めています。
生きる気力をなくし仮設住宅で亡くなる方も出始めているそうです。
直接聞くと知らないことがわかります。
※仮設住宅の集会所にて(グリーンタウンやもと)
※仮設住宅(グリーンタウンやも)
※仮設住宅の集会所にて(ひびき工業団地)
今回のボーイスカウト奉仕の最後は福島第一原発付近の状況をみて最後としました。
南相馬、浪江町などゴーストタウンとなり、田畑は草だらけ、放し飼いのブタも目につきました。
ガレキはそのまま。復興どころか大震災から何も変わっていません。
やけにパトカーが多く、空き家を狙う悪党が多いとのことです。
海はきれいだったが人の匂いがしない30km圏内でした。
風化が一番恐ろしい。ふるさとを失った方々の気持ちを察します。
※南相馬市内はゴーストタウンのようになっていました。
※ガレキがそのまま。
※家屋もそのまま。
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